本校の授業運営方針である「5つの実行」を視点に、授業の紹介と在学生の今をインタビュー。創造社の学びと学生の満足度がわかります。
第3回目は、2回目に引き続き2年生の授業の1つ「アドバンスデザイン演習」をピックアップ。講座内容の紹介から講座に参加した学生にインタビューしました。
科目の説明は第2回で説明した通りです。
しかし担当教員が変わると同じ科目内容の主旨で授業をやっていても課題が少し異なります。今回は「SDGs(持続可能な開発目標)」の視点とデザイン思考によって、新たな役割を認識し、解決策を提案します。
課題では「衣服」という身近なモノが世界的課題に深く関わっていることを再認識し、環境や人々、社会、地域に配慮した倫理観を持つ「究極の衣服」に関するデザイン提案を行いました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
~ SDGsの視点 「究極の衣服」をデザインする~
2年 昼間部 ビジュアルデザイン学科 コトづくり系
峯 千鶴海さん
◆SDGsについて知っていましたか?
ある企業さんに就職活動で面接に行った時に質問でありました。「SDGsの課題の中であなたなら、何ができると思いますか?」と聞かれた事があります。
その時に初めてSDGsについて知り、調べていたので知っていました。
◆今回の着目した点(問題定義)を教えてください。
ネット等で手軽に衣服が購入でき、すぐに廃棄・売却するというサイクルを問題点と考えました。高い衣服や愛着がある衣服は大切に長く着るという点から、「何回着れるか?」「着倒す」事をコンセプトとしたブランドを考えました。エシカルファッションについていきなり取り組むのは難しいと感じ、きっかけとなる企画を考えました。
◆作品のポイントを教えてください。
服を何度も来ているとタグの文字が薄くなるという経験を基に、タグにハートの絵柄を入れました。ゲーム等で体力(ライフ)=ハートというイメージがあったので、ハートが薄くなるまで、ハートが無くなるまで着るという事を視覚化しました。
※「エシカルファッション」とは・・・環境問題、労働問題、社会問題に配慮した、良識にかなった素材の選定や購入、生産、販売をしているファッションの事を指します。
インタビュアー:教務事務室 木村