1階のギャラリースペースの展示が変わりました!

1年生夜間部の「ショップ演習」と2年生夜間部の「環境デザイン演習」の作品が展示に加わりました。
すでに展示していた2年生昼間部・夜間部合同の「デザイン研究」と「エキジビション演習」「シークエンス演習」「ショップ演習」に加わったことで、かなり見応えのある展示になっています。

1年生の「ショップ演習」は、店舗空間のデザインコンセプトを元に、形・色・素材・光のそれぞれについて考えながら創っていくコトを学びます。また街中の店舗を見学、調査しながらアイデアを練っていく力も身につけていきます。

まずは、店舗づくりの概要説明から始まり、店舗調査の仕方や平面エスキースの書き方などをへて12回授業で最終日には小規模店舗の設計をA2ボードにまとめて仕上げます。

初めてチャレンジしたとは思えないほど、しっかりした提案ができていました。1年生前期のデザイン基礎がしっかりと活きていますね!

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2年生の「環境デザイン演習」は、【ヒト(インバウンド)】と【モノ・情報・空間】が【時と共振・楽しむ】「国際観光都市 大阪」の環境デザインを考えるという、なんとも難しい課題です。

各自で設定した【場】のもつ「・・・らしさ」を生み、それが国際観光都市大阪の「サービス強化、集客アップ、場のイメージアップ」につながる日本一の時が過ごしやすい【時と共振・楽しむ】街となる環境デザイン提案が求められました。

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こちらも、全12回の授業。どの作品もしっかり仕上げてきていました。

残念ながらギャラリースペースの関係ですべての学生の作品を展示できませんでしたが、先生からの選抜作品を展示しています。今週中には、「環境デザイン演習」のプレゼンボードも展示に加わる予定です。

ぜひ、お近くに起こしの際はお立ち寄りください。

 

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色の価値 その6~人の高揚感を刺激する「ハレ」の色

「ハレ」と「ケ」という言葉がありますが、簡単にいうと「ハレ」は祭りのような非日常で特別な状況をさすのに対し、「ケ」はごく日常的な状況や状態をさします。

色は一瞬にして状況を変えてしまう力があります。例えば、見慣れた日常生活の中に紅白幕がかかった途端に祭り空間の出来上がりです。

つまり、色は瞬時に雰囲気を一変させてしまい、「ハレ」の場にしてしまう強い突破力を持っているということなのです。

数年前にリニューアルした歌舞伎座の賑やかさと華やかさを湛えつつ威風堂々とした外観はある種独特な存在感を周りに放っています。

ズラリと並んだ赤い提灯は、まさに非日常である「ハレの空間」がそこにあることを世間の人々に知らせているようです。赤い光は人の心理に強く作用し、ポジティブなモチベーションを喚起するのですが、これは闇からの解放する昇る太陽の赤さに対して人類が太古より抱いていた畏怖の念や高揚感が、遺伝子レベルでの記憶として残っているからだといいます。

そして正面の幕に使われている紫色は「江戸紫」という紫であり、凛とした潔さを感じさせるキレがあります。赤みが強く「華やぎ」を感じるのが「京紫」であるのに対し、「江戸紫」は青みが強く「粋」にこだわる江戸の心意気を感じる紫です。

歌舞伎に登場する江戸の伊達男、助六の鉢巻きに使われているのも「江戸紫」ですね。

ところで、歌舞伎座の最寄り駅は地下鉄銀座線東銀座駅ですが、駅構内には歌舞伎の「定式幕」の色が施され、期待感を高めます。歌舞伎座は駅の真上のありますが、なんとリニューアル前まで駅と直結していなかったというのは少々意外です。

今は地下鉄の改札口を抜けると、すぐに歌舞伎座地下の土産物売場に繋がっており、大きな提灯と弁柄色の柱が華々しく気分を盛り上げてくれます。

訪れる人の高揚感や期待感をくすぐる色の演出の数々。根拠がある色は伝えたいイメージを明確にし、強く印象を残します。根拠がある色とは何か。何がその根拠になっているのか。影響力が強い色であるからこそ、ここを見極めないと視点がぶれて印象が散漫になります。

色は単なる「にぎやかし」ではないという事なのです。

 

 

 

文:小原 知美  先生(本校教員:主にディスプレイ領域の授業を担当)

小原先生

 

小原 知美 先生

Color planning studio VISION 代表
VMD アドバイザー セミナー講師 東商1級カラーコーディネーター
(社)色彩検定協会認定色彩講師No.131

 

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色の価値 その5〜 色のギャップは人の心を動かす

オーストラリアに生息する鳥「kiwi」に似ていることからその名前がついたフルーツ、 キィウィ。

俵型で地味な土色の素っ気ない外見と、ナイフを入れた時に現れるスカッと鮮やかな 黄緑色とのギャップがなかなかドラマチックです。

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ところが、上の写真のようにあらためてキィウィの色を抽出して並べてみると総体的 に地味な黄緑が並びます。実際の色は記憶に残っているほど鮮やかな黄緑ではないのが おわかりかと思います。たしかに人の記憶の中での色彩は、少々彩度が高くなって留まっているケースが多い のですが(「記憶色」といいます)、本当にそれだけの理由でしょうか。

人が五感でキャッチする情報のうち8割以上占めるのが視覚なのですが、その中でも 色彩による刺激は人の心理に強く働きかけて感情を揺さぶり、脳裏に焼き付きます。

キィウィの黄緑色が実際よりも鮮やかなイメージで記憶されているのは、先ほど少し 触れた「記憶色」というメカニズムだけではありません。キィウィをカットした時に、 外見からは想像もつかないような黄緑色が現れるという強いインパクトもその一因です。 つまり、周りの色を変えたり色の組み合わせを変えたりすることなく、色の「動き」に よって錯覚を促すのです。

「色の展開のギャップを利用してドラマチックに場面を演出する」 これは歌舞伎の早変わりのように、時としてとても有効なビジュアルインパクトになることは間違いありません。

さて、ここにあるのは普通よりも少し大きいかな?といった印象の白くて丸い、一見 何の変哲もない大福です。見た目だけでも美味しそうです。

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ところがこの大福は「展開」がすごい。白くてふにっとしたやわらかい大福を水平に カットした瞬間に現れる目が覚めるようなオレンジ色!!  キィウィ_2

毎年秋が深まる頃になると近所の和菓子屋さんで限定販売される「みかん大福」です。 甘みが強いジューシーなみかんが丸ごと一個入っており、白あんとの甘みのバランスが 絶妙でとても美味しく、地元でも人気がある商品です。 思わずリピートしたくなる美味しさもさることながら、色展開のサプライズも商品の 魅力になっています。これはパッケージのデザインにも使える手ですね。

色の価値も視点を変えて探ることでまだまだ多様な可能性がありそうです。

 

文:小原 知美  先生(本校教員:主にディスプレイ領域の授業を担当)

小原先生

 

小原 知美 先生

Color planning studio VISION 代表
VMD アドバイザー セミナー講師 東商1級カラーコーディネーター
(社)色彩検定協会認定色彩講師No.131

 

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10月WS2

 

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9/25(日)体験入学会を開催しました!

秋をテーマに開催した今回の体験入学会は、ビジュアルデザイン学科ではイラストレーターのテクニック習得を目指しました。産業デザイン学科は、秋のインテリアコーディネートにチャレンジ。
たった3時間の短い時間ですが本校の学びを体験してもらいました。
ビジュアルデザイン学科の学びでは、まずはMacでのイラストレーターの使い方を説明。
簡単なグラデーション機能を使って、まずは単純なカタチにグラデーションをつけてるところから。
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ある程度、イラストレーターに慣れてきたところで、いよいよ秋のフルーツをグラデーション機能をつかって
制作してみました!
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興味のある方は、動画でも描き方の説明があるので、チェックしてみてね!
産業デザイン学科では、自分の部屋を秋のイメージにコーディネートするためのプレゼンボードの制作。
まずは、どう見せるべきかボードの構成について説明を受けます。
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そして、実際にカタログなどをたくさんある資料から、イメージ合うものを選び出す作業です。
かなり真剣に探してますよね。
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悩みに悩んで選んだ家具や壁紙など、ボードに張り込んでいきます。
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あっという間の3時間でした。
参加していただいた方にとって、少しでもデザイン業界のことが垣間見える時間となっていたら幸いです!!
来月は、10月23日(日)開催予定です!
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体験入学会以外にも授業の見学ができる「学校見学会」や「夜間部見学会」
平日好きな時間帯に来れる「平日見学会」なども開催中です!
気になる方は⬇をクリックしてね〜
オープンキャンパス
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1階エントランスギャラリーに新しい作品を展示しました!

ポートフォリオ展も終わり、長らくポートフォリオだけを展示していたエントランスギャラリーに新しい作品が展示されました!
今回は、2年生の選択科目デザイン研究「おもちゃと教育」をテーマに商品開発(コンセプト、企画立案)から商品を売るためのパッケージデザインまでを制作した試作品を展示しています。
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6回という短い時間でありながらも、企画から試作品までかなりクオリティ高く仕上がっていますよ。
小さい頃に誰でも遊んだことがことがある「おもちゃ」の開発です。
2年生の選択科目は学科・専攻を関係なく、選択することができるので、グラフィックやイラストを専攻している学生からプロダクトを専攻している学生に加え、インテリアを専攻している学生など幅広い専攻が同じ課題に取り組むことで、作品の幅がかなり拡がっています。
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企画書とともに展示した方がわかりやすい作品もあったので、すべての作品をまだ並べていませんが、企画書の採点が終わり次第、企画書も展示する予定です!
お近くに来られた際は、ぜひお立ちよりください。
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色の価値 その4〜 愛は食卓にある/キューピーマヨネーズ

日常生活において、さまざまなストーリーを携えた色彩が数多く存在します。

例えば キッチンの冷蔵庫の中にはどんなストーリーを持った色があるのでしょうか。

「マヨラー」なんて言葉もあるぐらい根強い支持を集める人気の調味料、マヨネーズ。 我が家の冷蔵庫にも常に「キューピーマヨネーズ」が入っています。

「キューピーマヨネーズ」といえば昔からイメージ戦略が上手く、独特

キューピーマヨネーズ

な空気感を持 つTVCMは少しくすんだ色調がスタイリッシュなこだわりを感じさせ、「マヨネーズが ある生活ってオシャレかも?」というイマジネーションを掻き立てるし、毎日正午直前 に放映されている「キューピー3分クッキング」は豊かな食生活へのモチベーションを UPさせてくれます。(私もよく参考にさせていただいております。)

スーパーマーケットの陳列棚にはさまざまなメーカーのマヨネーズが並んでいます。

その中でも一際「キューピーマヨネーズ」の赤い格子模様はよく目立ち、とても印象に残りますが、そこにはメーカーのある想いが込められています。

チェック柄

実はこの赤い格子模様はテーブルクロスの柄 がモチーフになっているのだとか。

 

 

 

 

「愛は食卓にある」 これはCMでも使われているキューピーマヨネーズのキャッチコピーです。

あざやかな赤色はその色の強さから、栄養価の高さやそれに伴うエネルギーの充実を 想像させますが、テーブルクロスの柄によって、あくまでも「マヨネーズがある食卓」 の光景に想いを込めたことが伺えます。   キューピーマヨネーズ

さて、これは余談になるかもしれませんが、このマヨネーズにはカロリー1/2タイプ があります。

外袋を外して冷蔵庫に入れた後、どちらが「カロリー1/2」タイプなのか即座に判断 できるでしょうか。

キューピーマヨネーズ

 

正解はもちろん「白いキャップ」です。

量感の充実や濃さを感じさせる赤色に比べ、 白色や淡色は「軽さ」や「薄さ」を連想させ てカロリーの低さを感じさせます。 キャップの色が分けられていると、冷蔵庫 を開けた時に一瞬で判断することができると いうことになります。

言葉以外でのコミニュケーション、これも 色の持つ大きな役割ですね。

 

 

文:小原 知美  先生(本校教員:主にディスプレイ領域の授業を担当)

小原先生

 

小原 知美 先生

Color planning studio VISION 代表
VMD アドバイザー セミナー講師 東商1級カラーコーディネーター
(社)色彩検定協会認定色彩講師No.131

 

創造社デザイン専門学校のオープンキャンパスに参加しよう!

オープンキャンパス

 

創造社デザイン専門学校では、学校のことがよくわかる見学会や体験入学会を開催しています。

◀気になる方、こちらをチェック!

 

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8/21(日)体験入学会を開催しました!

8月最後の体験入学会を開催しました。
夏休みということもあり、高校2年生・1年生の方も参加していただきましたね。

8月「ニッポン・フェス」をデザインしようということで、ビジュアルデザイン系と産業デザイン系に分かれての実習でした。

3時間という短い時間で、オリジナルのゆるキャラをデザインしたり、フェスの顔をもいえるウェルカムゲートをデザインしたり、オープンカフェをデザインしたりと思い思いのイメージをカタチにしておられました。

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参加いただいたみなさんは楽しかったでしょうか?

次の体験入学会は9月25日(日)に開催予定です。

その他、8月末までは毎日オープンキャンパスを開催しています。img-1

 

 

特に今月24日(水)から本年度卒業対象者によるポートフォリオ展も開催しますよ〜

まだ本校に来たことがない人も、何度も来ている人も、本校の学びの実力がわかるポートフォリオ展に、ぜひお越しくださいね!

http://www.sozosha.ac.jp/topics/detail/detail.php?id=883

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タイポグラフィックデザインとは 〜vol.2〜


02 英字のロゴをつくる。

図2

「HEYA」、こちらもメンバーが若い。

イベント、グラフィク、映像作家などクリエィターの集団のロゴ。モデンで繊細、ソリッドな感じのデザインを目指した。基本は横組だが縦組でも違和感を感じないデザインとした。細いラインと三角でアルファベットが出来ないか、それが造形のコンセプトである。三角の位置と大きさ、ラインの太さを調整し、小さくても認識でき、全体のイメージが壊れない造形を追求する。淡く、うつろうロゴ、少し和を感じるロゴ。黒1色で使用。(図02)

03 タイポグラフィックなチラシをつくる。

図3図03 図4図04

戯曲家を育てる塾の募集チラシ・ポスターを20年以上続けている。当初はシルエット的なイラストをメインヴィジュアルにしていたがここ10年ぐらいは募集タイトルをロゴ化して、それをメインヴィジュアルとするデザインにしている。とにかく伝えたい情報量が多くそれを整理しオリジナルのロゴをどう見せるかを毎回考える。読める、そして過去のデザインと違う個性的なロゴをデザインすることがテーマである。今回は丸とラインで漢字を造形し、かつロゴを白抜きにして枠も丸で構成した。(図03)普通の募集とマスターコースを色彩で区別するようにした。(図04)

ロゴデザインもそうだが情報をどうすれば読みやすくするかが重要な仕事である。

図5

見かけだけカッコイイデザインはどうだろう。

読ませる、確実に読ませるのがデザイナーとしての仕事である。情報の文字組みきっちり済まして後、個性的なロゴをつくる。

楽しいロゴ、可愛いロゴをきわださせるのはしっかりとした文字組があるからだと考えている。(図05)

▶タイポグラフィックデザインとは 〜vol.1〜

 

 

 

文:下東 英夫 先生(本校教員:主にグラフィック領域の授業を担当)

下東 英夫 先生
エアーズ 代表
劇団、公共ホールの公演チラシ、ポスター・リーフレットなどのAD。店舗、企業のシンボルマーク、ロゴのデザイン・出版企画、編集デザインなど。

オープンキャンパス

 

 

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タイポグラフィックデザインとは 〜vol.1〜

文字を主体としたデザインをタイポグラフィックデザインという。

駅に貼られるポスターや新聞広告でも写真やイラストをメインビジュアル(絵柄)として使わず、文字のみで構成していると、それはタイポグラフィックなデザインと呼ばれる。

またパッケージに付いてる商品名、或いは企業名のロゴ、例えばコカコーラ、キリン、サントリーなどのロゴ、ファッションでいえばユニクロの赤いロゴマーク、生活用品の無印良品のロゴマークもタイポグラフィックデザインの領域である。

ちなみにユニクロのデザインは佐藤可士和氏、無印良品は田中一光氏である。

どちらも国際的に著名なグラフィックデザイナーだ。あとパソコンで使う書体(フォント)のデザインもタイポグラフィックデザインである。タイポグラフィックデザインの領域は広い、パンフレットの文字を組む、書籍のデザインをする、ポスターをデザインする、パッケージをデザインする、あらゆるデザイン領域にタイポグラフィックデザインが存在する。タイポグラフィックを勉強することはデザイナーにとって有意義かつ不可欠だと思う。

実際のタイポグラフィックデザインの仕事

01 日本語のロゴをつくる。

若手劇団の第一回公演のチラシを依頼された。

チラシ打ち合わせの時に作演出の劇作家から劇団名のロゴもデザインしてほしいといわれた。劇団「エクステ」は神戸の演劇ホールKAVCを拠点にした大学生を中心にしたひどく若い劇団である。

劇団のロゴは小さくても存在感のあるようなデザイン、そして他の劇団と明確に差別化され、かつ個性的でなければいけない。日本語のロゴは媒体により横に組んだり、縦に組んだりするから正方形に作るとデザイン的に納まりがいいデザインにすべきだ。

2案提案したが、縦長のデザインが採用となった。

…G…N…X…e†@…“…S.pdfただ縦組でも横組でもイメージがそこなわないように工夫する。劇団の演目がモダンな現代演劇ではないので、ちょっとレトロなデザインにした。枠で囲われているのを基本としたが用途により文字のみの縦組、横組のデザインをつくる。

公演チラシは縦と横をタイトル廻りに使い、枠アリは情報コーナーの最後に使った。

「エクステ」らしいデザインだと公演後の評判はいい。

タイポグラフィックデザインとは〜vol.2〜につづく

 

 

文:下東 英夫 先生(本校教員:主にグラフィック領域の授業を担当)

下東 英夫 先生
エアーズ 代表
劇団、公共ホールの公演チラシ、ポスター・リーフレットなどのAD。店舗、企業のシンボルマーク、ロゴのデザイン・出版企画、編集デザインなど。

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色の価値 その3〜 真っ青なロングセラー/ポカリスウェット  

現在市場に出ている商品の多くは、せっかく商品化されても消費者の支持を全く得ず に市場から消えてしまったり、たとえ売れても一過性のブームで終わってしまう商品が ほとんどではないでしょうか。  そんな中、長い年月に渡って売れ続けているロングセラーといわれる商品があります。 例えば、1980年に発売された大塚製薬のポカリスウェットもその一つです。 最初は缶とパウダータイプが中心でしたが、最近ではもちろんペットボトルが主流です。

ポカリスウェット・1今は「機能性飲料」というカテゴリーガ定着し ていますが、発売当初はかなり実験的な印象を受 ける清涼飲料水でした。  ポカリスウェットの色といえば「青色」です。 その当時発売されていた清涼飲料水はソーダ類の 水色以外に青色がほとんど使われておらず、他の 清涼飲料水との差別化を図るためにこの鮮やかな 青色が選ばれました。  しかし、実は商品開発が製薬分野ご出身の方々 で、「食欲と結びつかない青色は食品のパッケージ は使わないという暗黙の了解」を御存知なかった という事情もあるようです。

ではどのような「青色」なのか、簡易版のマンセル色票で測色してみました。

「5PB3.5/12」。これははマンセル

値(JISにおける色彩基準のひとつ)で示した場合の 近似値です。マンセル数値についての詳しい記述は 省略しますが、この数値は「あざやかな青紫」を示 しています。

ポカリスウェット・1

いわゆる日本人がイメージする「真っ青」です。日本人が青をイメージする時は少し紫に寄った青色 をイメージするので、この青色になったのでしょう。 (マンセルシステムはアメリカのものなので、「青」 といえばシアンのような色が「青」になります。)

カラカラの喉を潤すポカリスェットの冷たさや、スカッと晴れた青空の下で汗をかく 爽快感をイメージさせる青色のクールさは商品イメージにピッタリはまります。

ポカリスウェット・2また、青色が採用されているキーポイントとして「塩分」があります。

例えばインスタント麺につかわれている青。 「塩味」のインスタント麺のパッケージの多くは「青」 を採用しています。  温かく食べる類の食品にあえて青色を使っているの は「塩味」を第一のセールスポイントとしているから です。おそらく「塩」は海の恵みによるものであると ころからでしょう。

ポカリスウェットのような機能性飲料には、塩分が含まれており、同じく「塩」が海 の恵みによることから「海の青」をイメージしていることが考えられます。  ポカリスウェットは点滴に使われる「生理食塩水」に近い成分を持っています。 そのため、効率良く体内に水分を補給し、発汗によるイオンバランスの崩れの修正や、 消耗したミネラル分を補給する効果があることが期待されます。 (ちなみに、甘み+塩味は「赤穂の塩味饅頭」がヒントになっているとか。)ポカリスウェット・2

そんな様々な意味を持ちそうなボディカラーの青色も 興味深いですが、青色に映える白いロゴにも要注目です。 空や海を思わせる冴えた青色と充分なコントラストを 持った白いロゴは目に留まりやすく、店頭に陳列された 時に圧倒的な存在感を放ちます。  食品関係に青色を使うというタブーを最初に打破した インパクトとストレートなカラーメッセージ。  わかりやすいシンプルさは記憶に残りやすく、長く愛 される理由のひとつかもしれませんね。 それと・・・いつの時代もパイオニアは強い! 

 

 

文:小原 知美  先生(本校教員:主にディスプレイ領域の授業を担当)

小原先生

 

小原 知美 先生
Color planning studio VISION 代表
VMD アドバイザー セミナー講師 東商1級カラーコーディネーター
(社)色彩検定協会認定色彩講師No.131

 

 

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