色の価値 その7〜ピンクの基準色ってどんな色?

ピンクという色は鮮烈なショッキングピンクもあれは淡いベビーピンクもあり、赤紫 寄りのローズピンクもあればオレンジ寄りのサーモンピンクもあるといったように、実 に色域が広い色です。

では「pink」って一体何なんでしょうか?

 

この夏に京都で開催されていたポール・スミス展のコンセプトカラーがピンクであり、 リベラルでスタイリッシュな展示空間にピンクの奔放さが見事に嵌まっていて、クール な色気が漂う魅力的な展覧会でした。

どこか本能的な香りがするこの色は、人の心をざわつかせるという側面を持ちます。 それは内臓がピンク色をしていることで、ヒトは皆、自分の内側にピンクを持っている からだと言われています。

 

また、ピンクはしばしば「癒しの色」「依存願望の色」と言われますが、それは本能的 に温かさや安心感を覚える色であるということかもしれませんね。

ところで、「pink」という言葉にはどんな意味があるか御存知ですか?試しに辞書で 「pink」と引いてみて下さい。

さまざまな意味が出てきますが、そのひとつに「ナデシコの花」があります。

実は「pink」の語源は元々「ナデシコの花」の意味があるそうです。ほら、洋裁で使 うピンキングばさみ。刃がギザギザしていますよね?

ピンキング・・・・・

つまりpinking。あれはナデシコのギザギザした花びらを連想 するからなのです。

ナデシコといえば、女子サッカーの日本代表チームには「なでしこジャパン」という 別名があり、ユニホームのどこかにピンク色が入っていますが、ナデシコの花言葉には 「可憐」の他に「大胆」「勇敢」があります。

なるほど欧米チームの選手たちに比べると 小柄で華奢だけど、一筋通った潔さを感じさせるこの花は彼女たちにピッタリですね。

 

文:小原 知美  先生(本校教員:主にディスプレイ領域の授業を担当)

小原先生

 

小原 知美 先生

Color planning studio VISION 代表
VMD アドバイザー セミナー講師 東商1級カラーコーディネーター
(社)色彩検定協会認定色彩講師No.131

 

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